マヨエール 母さん 今日も悩む

発達障害の息子 中学受験の娘 社会復帰の私 

トゥレット症とはなんぞや

息子のチックに気付いたのは、11年前彼が3歳くらいの時。瞬きが多いことだった。それから5歳で「チュッ チュッ チュッ」と舌を口の中の上面につけて鳴らす、音声チックが出現した。

小学生になり、匂いをかいだり、両こぶしをそろえ物にチョンと触れたりという行動が追加された。2年生になったときに、肩幅に脚を広げて両膝の内側をぶつけるという行動を横断歩道の真ん中で立ち止まってするのを見たときに、普通のチックではないと感じた。その時、ネットで知った「トゥレット症」という病名を知った。

トゥレット症とは、音声チックと運動チックが主な症状であり、他の症状を併発することが多い。自分では症状をコントロールすることができない。

3年生の秋に、症状が爆発した。行動・音声だけでなく、気持ちの中でもモヤモヤすっきりしない、不安感もいっぱいにあり登校が始まった。

以前から学習障害と注意欠陥症は担任の先生にやんわりとほのめかされていたが、この時まで複数の症状にピンときていなかった。

病院で正式に診断され、一旦は症状が落ち着いたものの、5年生以降はトゥレット症、注意欠陥多動症学習障害強迫性障害、不安症、起立性調節障害の症状に翻弄されている。

プラス、6年生までは喘息の症状もひどく入院することもあった。息子を妊娠する前流産をし、息子の妊娠中は切迫早産になり3か月入院したが、34週での出産になった。そんな経験もあり、息子を健常で生めなかったことで私は自分を責めている。

今年は受験生になる息子。どんな学校を選択するか思索の日々は続く。